2004年11月の近況報告 

拝啓 晩秋の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。

先日、顧客企業が自己破産を申請し、
弊社としては始めて得意先の倒産を経験しました。

この会社は、石材を使った土木工事を主にやっていましたが、
公共工事の減少や原材料の値崩れによる売上の減少、
得意先の倒産で手形が不渡りとなったことが倒産の原因だと聞きました。
弊社の貸倒れの金額は数十万円だったので、
こちらまでが連鎖倒産するほどの影響では有りませんが、この不景気の中、
痛手である事には違いありません。
そして、事後処理として困った問題に頭を痛めております。
この会社が中国から輸入した石材を在庫として弊社で預かっていましたが、
最終的に約80トンほどの石材が山積みの状態で残ってしまいました。
破産管財人に掛け合ったところ、処分料として数十万円を支払うので、
そちらで何とかして欲しい。もしもそれが不服で、いつまでも了解してくれなかったら、
先に他へ供託金が分配されて、
最終的には、一円のお金ももらえないかも知れない。という勝手な言い分でした。
私は弁護士にも相談しましたが、得策はありません。
悩んだ末に仕方なく、数十万円を受け取り、和解することにしました。
しかし、石についてはド素人の私に石材を売りさばくあてもなく、
只今、わずかな金額ででも買取ってくれる先を探しております。
最悪、引き取っていただけるのであれば無料で差し上げるつもりなので、
どなたか心当たりがありましたら、お知らせくだされば幸いです。
この会社の元社長は現在も音信不通で音沙汰無し、売掛を踏み倒して、
その上、二束三文の石材の山を残しておいて、
自己破産したからそれで全て終りとばかりの、この態度には非常に強い怒りを感じます。
変な言い方かもしれませんが、こんな無責任だから、
倒産するべくして倒産したのだと思ってしまいます。
自分だけ良ければ人の事なんかどうでも良い。
みたいな風潮が現代では、当り前のように横行していますが、
最終的にはその人に必ずしっぺ返しが来るような気がします。
これを反面教師として、
人様に迷惑をかけないような人生を送りたいものだと改めて感じました。



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