2005年4月の近況報告 

拝啓 春暖の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。
世間ではライブドアとフジテレビによるニッポン放送株買収の問題で、
短期間に千数百億円もの金額が動いたとか、
それに関わった投資会社が数百億円も儲かったとか、
新聞やテレビで毎日毎日、取り上げられない日は無いぐらいに報じられていました。
約2ヶ月が過ぎて、ようやく和解したそうですが、
我々が一生かかっても手の届かないような莫大な金額を即、
右から左へ、左から右へと動かしている人たちの姿を、
テレビのドラマでも見ているような、
はたまた何かスポーツの観戦でもしているような気分で眺めていました。
方や30歳代の社長というからビックリ。
賛否は両論で様々ですが、渦中の人たちは、その発言や、
その一挙手一投足が注目されて24時間中、マスコミに追いかけ回されて、
プライバシーも何も無いみたいなので、見ていると気の毒にも思いました。
私たちからすると4桁も5桁も違う次元の話なので、日頃1万円、
2万円の運賃がうんぬん、数万円、数十万円の資金繰りに四苦八苦している自分の姿が、とても小さく、
ちっぽけな存在に感じて、空しく思ったのは私だけでしょうか。
しかし反面、我々は凡人であるがゆえに、誰に追いかけ回される事も無く、
夜はゆっくり眠れるし、休日も自由に余暇を過ごせる気楽さがあります。
凡人は凡人なりの些細な悩みも有りますが、
自由、気ままで我々の方が幸せな部分も多々有るように思います。
価値観は人それぞれなので、
どういう人生が正解で不正解とか無いかもしれませんが、
人生80年と言われる現代、私も40歳を過ぎ、人生の折り返し地点で、
改めて今後の人生を考える刺激になった報道でした。
人は人、自分は自分、金額の大小では無く、
目の前の1万円、2万円の運賃の有り難さを実感しながら、
これからも日々、社業に励みます。

 

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