2006年4月の近況報告 

拝啓 陽春の候、貴社ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
私は毎日、犬の散歩を日課としています。大変、恥ずかしいことを正直に白状しますが、
ほんの最近まで犬のフンの後始末をしていませんでした。
理由は「うちの犬は、必ず土の上でしかフンをしないから、
1週間か10日も過ぎれば雨で流れて土に変わる・・・」と自分勝手な考えをしていました。
とは言いながら、正直言って、人の目は気になっていたし、
アスファルトの上に他人が犬のフンを放置しているのを見るのは気持ちの良いものでは無く、
不快でした。
私が尊敬する、ある企業の社長が言ってました。
「社員教育するには、まず自分自身の心を磨く努力をしなければならない。心を磨く具体例は沢山あるが、その一例として、私は犬のフンの始末をしっかりやっている。そして、他人が放置したフンまで拾うと、これがまた気持ちが良い・・・」この話を聞いて、
私は意味が理解できませんでした。
ともかく、犬のフンの後始末をしないのは、見た目にも悪いし、
人の迷惑になるのは確かなので、^今後は必ずフンの後始末をしようと心に硬く誓い、
早速、翌日から始めました。
始めは犬も「今更、何してるの?」と言いたそうな顔して眺めていましたが、
何回か繰り返すうちに徐々に慣れてきて、後始末の間、おとなしく待つようになりました。
実際に後始末を徹底するようになって“犬のフンの後始末が気持ちいい”
の意味が少し理解出来たような気がして、不思議な爽快感を味わっています。
たぶん当たり前に責任を果たしていることで、もう誰にも迷惑を掛けていないし、
後ろめたさも全く無くなったからだと思います。
そして今まで以上に犬に対する愛着が増すのも不思議です。
私の場合、他人が放置したフンまで拾うというところまでは、まだ出来ませんが、
心の中のくもりが少し晴れた気がします。こんなことで社員教育の面で、
説得力が増すのかどうかは疑問ですが、今後も継続してみます。

  

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